若さを保ちたかったら、若い頃より4キロ太った方が良い
と、美容外科医の高須院長がおっしゃっていました。
外科的なリフトアップ術やヒアルロン酸を駆使しても若い頃のお顔を保てない原因は、年と共にお顔の脂肪が落ちていくことだと美容外科業界でも言われ始めた昨今。
もちろんお顔への脂肪注入なんていう施術もスグに出てくる訳ですが、悲しいかなどうしても自然には見えない。そしてリスクもあれば金額もかさむ。それなら自分自身の脂肪を増やせば良いじゃないか!というお考えからきたお言葉です。
注:脂肪だけ4キロではなく、筋肉量も増やしましょう。
その言葉を目にして改めて考えてみたら…私ちょうど若い頃より4キロ増えていました。
これは第二子を出産した28歳の時、母子手帳に記入した体重です。
39キロ。そして今は43キロ。
やはり若い頃とは、脂肪の質や付き方・肌のハリなどが変わってきます。そのため体重は同じでも、若い頃と同じボディライン・同じ雰囲気は出ません。そこで色々試した結果…今は43キロで落ち着いています。
一般的に言われる健康体重に比べると10キロ程少ないのですが、平均より少なくても多くても、その人のとっての「ちょうど良い体重」ってあると思います。
見た目や身体の動かしやすさなど、自分の身体とよく相談してそれを見つけていくのも大切ではないでしょうか。
できるだけ健康に、できるだけ美しく
歳を重ねるごとに身体が変わっていくのは自然の摂理であり、悪いことではありませんよね。大抵の場合、劣化する身体と反比例して精神的には成長していくものですし、それは素晴らしい歳の重ね方だと思います。
それでも「人生100年時代」と言われる今、できるだけ良い状態を保ちたいという気持ちになるのも当然ではないでしょうか。
女性というのものは、美しくはないけど長生きするよりも、短命でも良いから美しくありたいと願うものだ
こんな今の時代すぐに叩かれそうなことを断言したのは、もちろん私ではなく作家の田辺聖子先生ですが。この言葉に遠からず・・な意見を耳にすることも多い年代に私もいます。(今年50歳になります)
ボディワーカーの方は、それが仕事にも直結してくるので更に切実ですよね。例えパートナーが「昔より20キロ太っても愛してるよ♡」なんて言ってくれたとしても、仕事に支障をきたす可能性が出てきてしまいます。
見た目の問題だけではなく、やはり何かしら身体にトラブルが出て、施術やレッスンに説得力がなくなるでしょう。
様々な事柄に対して『多様化』が言われていて、それは体型に関しても当然適用されます。ただ、仕事に支障をきたすレベルではやはり問題ですよね。
ボディワーカーは、説得力のあるカラダを保たないといけない
少々厳しい意見ではありますが、ボディワーカーが自分のカラダに対してある程度ストイックにならないといけないのは仕事の範疇なのかなと思います。
そしてそれは結局のところ、職業には関係なく「ひとりの人間としての幸福度」も上げてくれると感じています。
骨盤矯正講座を受講されると、改めてご自分のカラダと向き合う気持ちになって下さる方が殆どです。カラダの仕組みが分かるとそのケア方法がわかり、逆に悪く転ぶとどんな結果になるのかも簡単に想像がついてしまうので、自然とモチベーションが上がるんですね。
カラダを変えたいと願うとき、最も大切なのはこのモチベーションだと思います。これがないと始まらないし続かない。何かを変えるは時に必ず立ち塞がる「甘え」を抑制してくれるのは、モチベーションの強さ。そしてこのモチベーションの強さは、自分がどれだけ論理的に納得しているかによって変わってくると、色々な方を見ていて感じます。
〇〇をしてはいけないのはなぜか
〇〇をした方が良いのはなぜか
〇〇をしたら〇〇になる
〇〇をしなければ〇〇になる
それが自分の中で腑に落ちると、人から言われたことをただ実行するよりも何倍もモチベーションが上がりますよね。
そんな受講生さまたちを通して、その向こう側にいらっしゃるクライアントさまへもそんな情報や熱意が届くとしたら。それは本当にありがたく嬉しいことです。
私にできることはとても小さく限られていますが、少しづつでもその広がりを感じることができています。そして、それがこの仕事をする上での大きな喜びにもなっています^_^