前回、正しい姿勢を保つ際の腸腰筋の重要性を書きました。
が、もちろん人は腸腰筋だけで立っている訳ではありません。
背中の脊柱起立筋、お腹の腹筋群、などなどがバランスよく働いて
正しい姿勢を保っています。
言わば、全身の筋を使って立っているのです。
なので、正しい立ち方はと言うと。。
壁を背にして立った時に
かかと、ふくらはぎ、お尻(仙骨)、肩(肩甲骨)、後頭部が壁についた状態で、
更にその際
膝は伸ばし
骨盤は少し前傾していて高さの左右差がなく
下腹部と臀部を締めて
背筋も伸ばし
肩に力は入れず高さの左右差もなく
あごは少し引いて。。
というように、やはり全身を使って立つのが正しい姿勢です。
でも、これらすべてを常に意識して立つなんて不可能ですよね(^-^;
もしできたとしても、意識し過ぎて不自然になるでしょう。。
なのでやはりまずは、
身体のベースである骨盤を安定させることをお勧めします。
もちろんそれがすべてではありませんが、
地盤がしっかりしていれば良い家を立てられるのと同じで。。
骨盤が安定していれば、美しい立ち姿を手に入れることができます。
後姿の美しい人って、振り向いた顔の造作がどうだったとしても。。
それはもう「美人」ということで良いと思う。
男は背中で語れ、と言いますが。もしかして女はそれ以上かもしれません。