コラムの方で、正しい姿勢と筋肉について書きました。
でも人の姿勢を決めるのは、筋肉の状態だけではありません。
筋肉の状態、姿勢をも瞬時に変えてしまうのは、
その人の心、気持ち、心理状態。
それはきっと誰でも、体感で理解していることだと思います。
落ち込んでいる時
不安に苛まれている時
恐怖に震えている時
悲しみに沈んでいる時
絶望に打ちひしがれている時。。
胸をはって背筋を伸ばしている人はいません。
誰でもそんな時は猫背気味に、地面を見て歩きますよね。
そして
嬉しくてウキウキしている時
幸せで胸がいっぱいの時
安心してリラックスしている時
希望に満ちている時
心地良さに陶酔している時は。。
胸を開いて、空を仰ぐように歩くのではないでしょうか。
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でも生きていると、色んなことがありますね。
楽しいことや幸せなことばかりではありません。
そんな時に自分の感情をどのようにコントロールしていくのか。。
それも良い姿勢を保つため、健康であるために必要なこと。
逆に良い姿勢を保ってしっかりと呼吸をすることで、
心理状態に良い影響を与えることも大いにあります。
身体のことばかり考えてストレスになるのは本末転倒。
心のケアについても、バランス良く考えていきたいですね(^^)
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歓喜と絶望の振れ幅は同じだと、
『赤毛のアン』の中でモンゴメリは書きました。
大きな喜びを感じることのできる人は、
悲しみもそれと同じ大きさで感じてしまう。。ということ。
感受性の問題ですね。
でも私たち大人はちょっとした知恵で、
絶望や悲しみ側の振れ幅を小さくすることができます。
気持ちの持ち方や、物事をどの方向から見るかによって。
人の身体に関する仕事をしていますが、
だからこそこの事も心に留めておきたいと思います。
身体に触れるということは、心に触れているのと同じことですね(^^)