人の表情からその人の感情を読み取る能力は
男性より女性の方が優れていると言われていますが、
男女差だけではなく個人差も大きいそうです。
男性でもその能力が高い人もいれば、女性でも低い人がいるということですね。
電話、ましてやメールでは、微妙な感情の機微が読み取れないため
デリケートな話題は避けた方が無難ですが。
直接会ってはいても、きちんと相手の顔を見ないで話すのは危険かもしれません。
やはり顔(特に瞳)は感情を表す最たるパーツですから、
それを見ずに話すと言うのは、地図を持たずに旅に出るようなものです。
やはり大切な話をする時は「相手の目を見て」「膝と膝を突き合わして」
そのように話すのが得策のようです。
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心のプロである心理カウンセラーの方は、
クライアントの些細な表情の変化にも敏感なのだと思いますが。
身体に向き合う私たちのような仕事では、
表情ではなく身体を見て相手の感情を読み取る力も必要です。
(殆どの場合、表情は見えませんので)
筋肉の緊張、呼吸の深さ、皮膚の湿り気などから判断できることもあります。
触れるなら、手のひらを高性能のセンサーにする必要があります。
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先日、こんな面白い動画を見つけました。
メンタリストdaigoのチャレンジなのですが。。
後ろを向いたまま相手の顔を見ず、手を握るだけで
その人が5個の中から選んだひとつを言い当てるというものです。
かなりの確率で当てていきます!
彼は超能力者ではないので、第六感で的中させている訳ではありません。
動画の中でも言っているように、手の筋肉の状態と脈をヒントに判断しています。
彼が選択肢の名前をひとつづつ挙げていく時の、
その時々の相手の身体的な変化を手のひらで敏感に感じ取っているのです。
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人の身体は、言い当てられるかも!という心理的な緊迫感から微妙な変化が起こります。
その名前を言われると、筋肉が緊張して、脈が速くなる。
自律神経のうち交感神経が優位になっている状態ですね。
逆に不安を取り除き相手に安心感を与えると副交感神経が優位となり、
リラックスして身体も緩むはずです。
直接触れることなく、筋肉を弛緩させることもできるということです。
私たちセラピストは、こんなにもシンプルな心と体の関係を、
ついつい忘れがちではないでしょうか。
知識や手技に捉われるあまり、
相手の心よりも身体的な特徴やトラブルにばかり目がいってはいないでしょうか。
もちろん知識やスキルを磨くのも大切ですが、
人の心を感じる力を身に付けることも同じくらい大切だと思います。
心と身体は連動しているのですから、
身体だけへのアプローチだと不充分なこともあります。
何も難しいコミュニケーション方法を用いる訳ではなく、まずは感じてみる。
少なくとも、感じようとしてみる。
緊張しているかな?
今ハッピーかな?
何か他のこと考えてるのかな?
心地良いかな?
言いたいことがあるんじゃないかな?
そんな気遣いは伝わる筈だと思っています。身体に触れているなら尚更。
整体の効果的な手技ならネット上にもたくさんあるので
今日は心理的な。。と言うにはあまりにもシンプルですが、
シンプルだけれど忘れがちな事を書いてみました。
自分が初心に立ち返るためにも(^-^)
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最後に余談ですが daigo大好き♥
彼に手を握られたら、さぞかしドキドキしてしまうことでしょう。。
モテたい男性は、彼くらい敏感になってみると良いかもしれませんね!
なぜなら、女性の言葉や笑顔を丸ごとそのまま信用するのは大変危険だからです。。
特にそれなりの年齢の?女性は、
言いたい事を言うよりも言うべき事を言ったり、
泣きたい時ほど笑ってみたりするものですから(^-^)