私がこの仕事の勉強をし始めた頃、先生に言われて目から鱗だった言葉があります。
人は触れられているだけで気持ち良い。ということ。
だからできるだけ広い面積を、できるだけ長い間触れて。そう言われました。
手技がどうとか、こうやると治るとか、それ以前の問題で。。
触れられること自体が快感であり、癒しであり、治療だということですね。
「手当て」という言葉があるくらいですからそれは当たり前のことなのですが、当時の私にとっては驚きでした。
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今でも私は施術の中で、体からまったく手を放してしまう時間をなるべく少なくします。
実質片手しか使わない時も、施術場所によってはもう片方の手を「良さげなところに」当てています。
呼吸の浅い方の場合は、その片手で呼吸をみていたりもします。
息を吸っている時や呼吸の合間に無理な力を加えても、リスクこそあれど効果は見込めないので。
斬新な手技とか、解剖生理とか、向上心とか経験とか。
効果アップに繋がることはたくさんあるけれど、ただ触れる。手を当てる。
そこがスタートだという気持ちはずっとあります
普段の生活の中でも、愛や感謝や激励を伝えたい時。
たくさんの言葉よりも、ただ手を握るとか、抱きしめるとか。そんなことでより伝わることもありますよね
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一昨日(かな)の夕飯。
キーマカレーではなくて、素朴なケチャップ味のミートソース。十五穀米と。
かぼちゃは表面がカリッとするまで焼き、はちみつとおしょうゆを絡めて。これはハマりそう