今日は七月七日、七夕ですね。
願いを書いた短冊を笹にぶら下げるという習慣は、
子供たちが大きくなるにつれなくなってしまいましたが。。
それでも七夕というのは、何だか物想いに耽ってしまうものです。
阿刀田高さんの短編に、七夕の日の織姫と牽牛を書いたものがありました。
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七月七日。銀河にて。
一年に一度の逢瀬を目前に控えた織姫と牽牛が、それぞれに嘆いているのです。
「あーまた今年もこの日が来てしまった!
もうとっくに愛は冷めて、会いたくなんかないのに。。
これからもこれが永遠に続くなんて、とても耐えられない!」
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命に期限のある私たちにとっては、
愛する人と永遠に会い続けられる彼らは
幸せな事この上ないように思えますが。。
もしその恋が冷めてしまっていたなら?
ロマンティックな話は一変してホラーへと様変わりしますね!
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人は生まれた瞬間から死へのカウントダウンが始まっています。
それをネガティヴに捉える事もできますが、
人生には期限があるからこそ
熱く想い、濃く生きる事ができるのかもしれません(^^♪