今日は、セラピストのハンドケアについて
一般的に女性のハンドケアと言うと、ネイルなど見た目重視になるかと思いますが。
セラピストのハンドケアということで、触り心地、使い心地重視のマニアックなお話になります
講座などで聞かれることも多いので、私が気をつけていることを書いてみますね。
■ハンドソープではなく、石鹸を使う
界面活性剤に弱い訳ではないのですが、石鹸でも支障ないので念のため手荒れ防止に石鹸を使っています。
泡で出るポンプタイプのものなので便利。(ちなみに身体もそれで洗っています)
■水に触れる時間を減らす
ヘタをすると?家にいる間はずっと家事をしていたりするので、どうしても水に触りっぱなしになってしまうのですが。
それが続くとやはり乾燥してくるので、家事はまとめて済ましたり、ゴム手袋をつけることもあります。
(効率が落ちるのであまり使いたくないの、最悪右手だけつけたりもします)
■ストレッチする
どうしても「握る」動作が多くなるので、逆に指を反らすようなストレッチをします。
手首、肘、肩を回したりも。関節の可動域が広がって動きの良くなるし、肩こり防止にもなります。
■爪やすりを使う
爪やすりで長さを整える訳ではなくて(それは私は爪切りを使います)、角を取るのに使います。
爪はどれだけ切っても切断面に角ができてしまうので、爪やすりを斜めに当ててなめらかにします。
このひと手間で、触られる方の感覚がまったく違ってきます!試しにやってみてくださいね。
(爪やすりは色々試したけど、私は結局100円ショップのがいちばん使いやすい。。)
■ネイルオイルを塗る
ささくれ防止に、ネイルオイルを塗るようにしています。爪自体に塗るというより、爪の周りに。
毎日続けていると確実に変わります。
ハンドクリームなどでは代用できないので、セラピストならひとつ持っていて良いかと思います。
(お気に入りは、石澤研究所から出ているもの)
ちなみに私はハンドクリームはほとんど使いません。
たまに頂いたものを使うことはありますが、基本的にはお顔に使うものを手にも使っています。
■左手を鍛える
利き手じゃない方の手は思うように動かないので、ここに苦労される方がほとんどです。
特にリフレクソロジーやフェイシャルは顕著ではないでしょうか。
左手の筋力をつけるために器具を使って握力を鍛えたりも昔はしましたが、筋力の問題だけではなくて、
左手に意識が届いてない、筋肉と脳が連動していないのですよね
もちろん私もそうなので、たまには左手で用事をしたり(歯磨きとか、iphone打ったり)します。
左手だけだとうまく動かなくても、同時に右手も動かすと意外と動いたりしますよ。
今はリフレも両足同時にできます。←めちゃくちゃ時間ないときの最終手段ですが
でもダンスでは左手動かないのですよねー。。肘下だけの問題ではないので
一流アスリートの方でも、最終目的は身体の左右差を出来る限りなくすことだと聞いたことがあります。
ボディの施術をする時でも、そのことをいちばん意識しています。
■左手の感覚を磨く
しつこく左手の話を続けます
右手と左手では、動きだけでなく、感覚も違います。
同じものを触っても、そこから右手で得る情報量と、左手で得る情報量には違いが出ます。
例えば両手を合わしてみたら、右手で左手を触ってるような感じがしませんか?
左手で右手を触ってるのではなくて?
それは、右手の感覚の方が勝っているということ。
それは良いことですが、左右差があり過ぎると施術に支障をきたしますので、左手の感覚も磨きましょう。
左手も意識して使ったり、左手の感覚に集中したりします。
あと私は、両手をこすり合わせる。。というのを無意識によくしています。←これの効果はよくわかりません
以上です。
後半マニアックな内容で失礼いたしました でもセラピストさまならわかって頂けるかと!
■
最後に余談ですが。
私は昔から、すごく愛おしいもの、気持ちよさそうなものには「顔をこすりつけたくなる」という癖?があります。
この仕事を始めてから思ったのですが、それはきっと顔の皮膚が身体の中でいちばん薄くて、感覚を得やすいためでしょうね。
キスしたくなるのと同じだとは思うのですが、唇だけでは飽き足らない感じでしょうか。
瞼の皮膚とか、唇と同じくらい薄いですから。
人には五感(+第六感)というものがありますが、私は触覚重視で何かを感じたいタイプなのかもしれません。
(他もかなり敏感な方だとは思いますが )
いつも私に顔を埋められている、よーくん(ポメラニアン♂2歳)