先日、健康のためにはバランスが整っている方が良いけれど
アンバランスな方がセクシーではある、という記事を書きました。
これは身体のバランスについての話でしたが、
心(内面)についても同じことが言えると思います。
いわゆるギャップ。
人はギャップのある人に魅かれるというのは、もはや定説ですよね。
ギャップなんてない方がわかりやすく付き合いやすいのかもしれませんが、
ある方が興味をそそられたりはするものです。
とてもしっかりした女の子が不意に見せる頼りない一面
逆に頼りない子がたまに見せるお母さんのような包容力
泣いたと思ったらもう笑った
昼は淑女で夜は娼婦
etc…
もちろん男性についても同じことが言えると思いますし、
恋愛云々の話でなくとも同じではないでしょうか。
持っていたイメージとは違う側面に気付いた時、
急激にその人に惹かれていく。。
一部屋しかないと思っていたのに、その奥に秘密のドアを見つけた時。
その先に何があるのか知りたい
無意識にもそんな好奇心が呼び起こされるのかもしれません。
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ギャップというと今でも思い出す、
【僕の美しい人だから】という古い小説があります。
映画化もされました。(1990年)
小説を読んでからの映画は大抵がっかりしますが、
これはそうでもなかったような気がします。
27歳のエリートでハンサムな彼が、
43歳の若さも美貌も教養もお金もない彼女に、
ダメだとは思いながらも魅かれていってしまう。。
その理由はやはりギャップでした。
身体的なギャップ、性格的なギャップの
細かい記述はもちろん出てくるのですが、
いちばん初めは酔っぱらってうっかり訪れてしまった?
彼女の家でのギャップでした。
信じられないほど乱雑な部屋に嫌悪感を感じながらも、
バスルームに入ってみると。。
同じ家だとは思えないほど整理整頓された、
良い香りの漂う清潔なバスルーム。。
これが、後々わかる彼女の魅力を表すメタファーとなっていました。
そんなギャップ。。あなたにもありますか?
5分のダイジェスト。今見ても、ちょっとお洒落で良い映画です。
そして余談ですが。
この小説を読んだ当時の私は20歳そこそこだったのに、今奇しくも43歳。
光陰矢の如し。びっくり。